鈴鹿中学・高等学校SOM 代表
落合 真弘
OCHIAI MASAHIRO
2002/9/2-
あだ名:さかな
学 校 :慶應義塾大学環境情報学部2年
・鈴鹿SOMグループ 代表
・鈴鹿中学・高等学校SOM 代表
・鈴鹿高校 自然科学部
・ウミガメネットワーク(伊勢湾)
・魚と子どものネットワーク
・全国スポット 全体サポート
・あけぼのスポット SDGs担当リーダー
など
所属団体
環境教育活動家 落合真弘とは
今、最もおもしろい環境教育?!
1から造ったロボット
僕はまず、海ゴミ問題を解決のために海岸清掃をすべきだと思った。ですが、これは過去に捨てられたゴミを拾うだけで(ゴミを捨てる人がいなくならない限り)「誰かが捨てて、誰かが拾う」ただのループになるだけで、本当のゴミ問題解決にはならないと思った。海岸清掃に加えてゴミを捨てようと思わないような環境教育をするべきだと思った。海岸清掃においては他にやっている団体がいるが、環境教育においては若者ならではの方法があるのではないかと思い、鈴鹿中学・高等学校SOMを立ち上げました。
環境教育では、ロボットを使った環境教育を進めてきました。ロボットはイルカやウミガメ、大きな魚などたくさんの泳ぐロボットを自分で作って活動しています!このロボットを触ってもらうことで、海の生き物を身近に感じてもらっています。この活動は、全国大会などで色んな環境活動を見てきた僕が「今、一番おもしろい環境教育だ!」と自信を持って言える活動です!
その他、ウミガメネットワークとして「ウミガメ」の保護活動を行なったり、自然科学部として絶滅危惧種で天然記念物の「ネコギギ」という魚の保護活動・研究活動を行なってきました。
「海ゴミ問題ってそれいつの時代の話だよ!」100年後の中高生がそう思える未来を僕は創る。
僕らの抱える海問題は、世界が抱える大きな課題の1つ。
でも、その一番の原因はシンプル。
「海にゴミをポイ捨てしたから」
これを聞いて「バカみたいな理由だね」そう言える大人は何人いるだろうか。
そう言える中高校生は何人いるだろうか。
そして、未来の中高校生が僕らにそう言ってくれるだろうか。
僕にとって海ゴミ問題は、最も解決しやすく、最も闇が深い社会問題。
だってそれは「めんどくさいから捨てちゃえ」という軽い動機により生じ、人間の体にまで悪影響を及ぼす。
世界中の人類みんながそれに気づき、行動を起こせば解決してしまう。
「鼻くそをほじくりながら一度でもポイ捨てをするのなら、息を吸うように一生ゴミを拾って欲しい。」
これは海ゴミ問題の恐ろしさを少し知ってしまった僕の思い。
こんな問題に僕は意識を改革するという手段を選んだ。
とっても大きなことを書いてしまったがやってることはとっても地道。
三重県の1人の高校生が仲間を集めて海岸清掃と環境教育をする。
これだけ。
だから今は、「環境教育って楽しくておもしろいよね!」こう思ってくれるような環境教育を創り、
提供することを心がけている。
幼い頃に遊んだ楽しい思い出の裏に、暗い現実があることを知った。
僕は、幼い頃から海や魚が大好きで近所の漁港に行って色んな方法で海や魚に親しんできました。
中学2年生の時、久しぶりにその漁港を訪れ、普段は行かなかった浜辺の方まで行ってみると、そこには大量の漂着ゴミがありました。漂着ゴミ問題は「テレビの中の海外のお話」だと思っていた僕は「いつも僕が楽しく遊んでいた裏でこんな現実があったんだ」とかなり衝撃を受けました。さらに、調べてみると漂着ゴミだけでなく海中にもゴミがあり、それらが自分の大好きな海の生き物を苦しめている・殺していることを知りました。
そこで、「自分は一生かけてこのゴミ問題を解決しよう!」と決意しました。
環境活動家を職業に
おもしろい環境教育だらけに
僕は、今まで環境活動をしてきた中で環境活動の「壁」を感じたことがあります。それは、お金です。環境活動をするにはお金が必要です。海岸清掃では道具を買わなければならない。新しい活動をするにはさらにお金が必要になる。いくらボランティアといっても活動をするにはたくさんのお金が必要なのです。その時、私たちを含めたほとんどの団体が活動費を支援をしてもらいます。でも、その支援の審査に落ちてしまったらどうなるのだろうか。おそらく活動できないでしょう。こうなるのは、世の中の「環境活動・ボランティア活動ではお金儲けはしてはいけない。」という風潮に原因があると思います。おそらく、このような活動は道徳的な活動として認識されているのだろう。そんな認識のあるものにおいてお金儲けをすることで、その人の「道徳心」を素直に感じられなくなるからでしょう。ここで、会社の目的について触れたい。会社の多くは「社会をより良くするため」のサービスを提供することを目的としている。
では、「社会をより良くするため」に環境活動をすることで儲けを得るのは果たして悪いことなのだろうか。
環境活動をする人は、神様でも仏様でもありません。一人の人間です。お金がなければ生きていけません。お金がないときに、生活費も稼げない環境活動をする人はいません。そして、お金があればもっと良い環境活動ができます。さらに、環境活動をするだけでかなりの負担がかかります。仕事と両立していくのはかなり難しいでしょう。
そこで、私は環境活動家が1つの職業として認められる社会、環境活動家という職業で生きていけるシステムを創りたいと考えています。
そして、もう1つ実現したいことがあります。それは世の中をおもしろい環境教育でいっぱいにすることです。まだまだ、環境教育は「お勉強」というイメージがあります。それを払拭したい。
体で楽しんでもらわないと、心は動かせません。心からワクワクしないと、体は動きません。
海ゴミ問題において、毎日何トンのゴミが海に流れているとかそんなことは覚えなくてもいいんです。そんな情報よりも、ただ「海が、海の生き物がヤバい。」ということを認識してもらえばいいのです。そして、一生頭に残るような時間。楽しい時間を提供することが最高の環境教育に繋がります。
私たちは、今後の環境教育を変えていきます。
みんながワクワクする環境活動を。
何があっても、
あなたの個性を
好きなだけ磨け。
僕は今まで、「おもしろいこと」をすること、「ワクワクすること」をすることを心がけてきました。
でもその時に、大人に怒られたり、鼻で笑われたり、いろんな困難がありました。
でも、自分にとって好きなことであれば困難なんてへっちゃらです。
「好きなことをしている人間は最強です」
今まで、全ての話を「僕は」から始めてきました。
僕のやり方・考え方はあくまで僕のオリジナルです。
あなたのやり方は違う。
僕のやり方が模範解ではないし、今までのたくさんの人のやり方も模範解ではありません。
何があっても、自分の個性を好きなだけ磨いてください。
・第8回 イオンエコワングランプリ
内閣総理大臣賞 & ベストプレゼンテーション賞(SOM)
・第30回 ホビー大賞
文部科学大臣賞(SOM)
・第5回 全国ユース環境活動発表大会
全国大会 優秀賞(SOM)
・マイプロジェクトアワード2019
All Star Team 全国優秀賞(SOM)
・第72回愛鳥週間・野生生物保護功労者表彰
環境大臣賞(自然科学部)
・第63回日本学生科学賞・中央最終選考会
入選1等(自然科学部)
・日本自然保護大賞2020 子供・学生部門
大賞(自然科学部)
主な受賞歴